饅頭を作りはじめた男2000/10/31 03:35

 

饅頭を作りはじめた男

 セカンドステージを考えるとき、趣味をはじめる人の多くは陶芸かゴルフこれは当たり前、それに定番なのは、蕎麦打ち、この連中の能書きタラタラの蕎麦ほどまづいものはない。

 蕎麦なんてしょせん食糧不足の時白米の代用品程度と考えているから、農家のおばさんが打ってくれた蕎麦のほうがよほど美味しいと思う時もある。

 個人的には更科そばより田舎蕎麦が口にあっている。むろん育ちも関係しているとは思うけど。

 さて、今回は蕎麦ではなくて饅頭を作り始め、商売にした男の話である。実は私の友人なのだが少々他人と違っていた自宅の庭先に作業場を手作りし饅頭を作り始めたのである。動機はどうあれ彼の作り出す饅頭は昔の田舎の味と言うよりはおふくろの味の方がふさわしい。(おじさんの味なのかもしれないけど)

 蒸し方、大きさなど昔のサイズなので食べ心地は懐かしさが先に出てくる。もちろん、子供のころに食べた旨さがある。

 しかし、素人が饅頭など直ぐに作れるものなのか不思議に思い、思い切って尋ねてみた。

彼の親戚はさいたま市浦和の有名な「花見」の白鷺宝・それに茨城古河の「はつせ」の白玉(特定地域では結構知られている)和菓子屋さんなのだ、そこで教えてもらったらしいから本格的なのだ。

 小麦粉は弟が作る地元産小麦粉を使い練る水は富士山の伏流水を汲んできて使っている。時々奥さんと二人でドライブがてらに出かけ汲んでくるとのことだ。

 
 白露はお茶の先生などからの注文を受けてから作っているので、ご興味のある方はまずは電話で尋ねた方がいいかもしれません。饅頭は道の駅「さかい」で販売されています。


味噌饅頭と白露(和菓子)


近くには利根川が流れている
作業と自宅にある風景