お疲れ様ミニクパーS2016/09/21 12:18

ミニクーパーS01
ミニクーパー
9年お世話になった愛車BMWミニクーパーS
第二代目(2006年~)R56 1.6L直列4気筒DOHCツインクロス直噴ターボ175馬力トランスミッションはパドルシフト付きのアイシンAW製6速ATボデーカラー(黒色_濃紺メタリック)

 とにかく、早かった!ゴーカートを街乗りにしたようなハンドル感覚と加速感、直角に曲がる表現はこの車には正しい。ランフラットタイヤのグリップは固く路面をしっかり噛みつきアクセルの踏込に合わせてタイヤが悲鳴を上げることなくぐんぐんと加速する。純正タイヤ以外のスタットレスタイヤのときの事、山がグリップに耐えられず千切れてしまった。

 伊豆にドライブに出かけた時のことだ、伊豆スカイラインで登り坂をのんびりと走っていると、いきなり一台のバイクが爆音を響かせ、ドアミラーすれすれに追い越していった。一瞬のうちに脳内覚醒物資アドレナリンが湧きだし、ミニのアクセルを深く踏み込んでいた。
 やがてバイクの後ろ姿が見えてきた。緑色したレーシングバイクだ、まだ型名などは確認できない。フルフェースに皮ツナギで固めていることからライダーは結構な腕の持ち主で急なヘアピンカーブをハングオンでステップを路面にこすりながら駆け上がっていく。
 ヘルメット付近をロックオン状態にしながらドライバーの心理状態を探っていたとき、ふいに、目線があったような気がした、鳥肌が立ってきた。ミニは上り坂とは思えないほどアクセルに反応する。パドルシフトでギアー一段下げから高回転キープ、バイクは後ろに殺気を感じたのか前輪をわずかに浮かせ甲高い排気音を響かせグーンと駆け上がる、それを追うミニ。やがて下りに差し掛かかった。
ライダーはエンジンブレーキを掛けながらコナーをクルッと抜ける。中々の腕の持ち主らしい、ヘルメットの中からこちらをのぞき観しニヤッとした顔が見えた。
勝負だ!ギアを一段下げ限界付近の8000回転まで回しアウトからインにハンドル鋭くを切り込みスピンを抑えながら下り坂を加速する。そうやってバイクの後ろにぴったりとつき暫く煽ってやった。ライダーは必死に逃げるが、距離を離されることなくついていく、やがて左サイドに車除けのスペースを見つけたライダーはそこに駆け込み右手で合図をおくり始めた。お先にどうぞだ。

ミニクーパーS2016/09/21 12:22

ミニクパーSとアトリエ

土偶たちの前でお別れの挨拶